仙台国際日本語学校

「仙台国際日本語学校」は宮城県仙台市にある日本語学校です。

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仙台国際日記(ブログ)

地元紙に学生の投書が掲載されました!#1

2021.02.12

地元紙・河北新報の「声の交差点」という投稿コーナーに、当校の学生7名の投書が掲載されました。
これは9月に中上級のクラスで行った作文の授業で、テーマを「投書」にしたことが始まりです。
掲載されることを最終的な目標に、日本での生活の中で感じることを自由に書いてもらいました。

その結果、11月から1月にかけての7回に分かれて、7名の「声」が紙面の一角に彩りを添えました。
事情があって全員分をここでご紹介はできませんが、4名分について4回に分けてご紹介していきます。
まずは1クラスのズオンさん(ベトナム)のものから。

ズオン.jpg

画像だけでも充分かと思いますが、念のため下にも全文を。


■日本のあいさつ 元気の源
ド・バン・ズオン 28歳(仙台市宮城野区・留学生)
 ベトナムで初めて日本語を勉強した日は、あいさつの仕方を教えてもらいました。日本ではお辞儀をするあいさつは基本的なことだ、と教わりました。
 その時は、ただの日常生活のあいさつなのに、どうしてこんなに勉強しなければならないのか、と思いました。でも日本に来てから、あいさつの仕方を事前に勉強したのは良かったと感じました。
 日本では、いつでもどこでも、あいさつをしてから本題に入ります。毎日していると慣れてしまい、それが重要なことであると気付かなくなります。私もそうなったことがあります。
 ある日、仕事で疲れて帰る途中に工事現場がありました。お年寄りに安全に歩けるようにと案内されました。その時、お年寄りが笑顔で「こんにちは」と言ってくれました。それで疲れていた私の心は元気になりました。 
 そのお年寄りの言葉が、私には「頑張って」という応援の言葉に聞こえました。日本でのあいさつは激励でもあると感じました。


日常の何気ない一コマから広がるズオンさんの文章、いかがでしたでしょうか。
次回はスペインのサラさんの投稿をご紹介します。


(瀬戸)

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