2020年12月の日本語能力試験（JLPT）の結果

2021.02.04

12月6日（日）日本語能力試験（略称JLPT）が行われました。
毎年２回実施されているこの試験、今年１回目の７月の試験は、新型コロナウイルスの影響で中止。
12月の試験も会場によっては（特に海外で）中止になった所もありましたが、宮城では無事実施されました。
例年通り当校からも多くの学生が受験、その結果が先日発表されましたのでこちらにまとめてみます。

＜↑試験結果は１月下旬に公表されました＞

●N1...３名合格（＋２）、N2...15名合格（－12）、N3...60名合格（＋22名）
（※括弧内は一昨年の合格者数との比較）

大きく捉えるとN1が微増、N2がおよそ半減、N3が大幅増という結果でした。
一昨年と昨年では受験者数そのものが違いますし、この結果をどう解釈するかにはもう少し時間が必要です。
しかしカリキュラム等が劇的に変わっていないことを考えると、７月の試験の中止が関わっている気がします。
（つまり、リスクを冒してN2に挑まずN3を手堅く、という学生が増えたのではないか？ということです）

ちょっと視点を変えて今度は、ここ３年の、年ごとのN3以上に合格した者の延べ人数です。

●2018年...53名、2019名...66名、2020年...76名

着実に増えています。
こちらも分母が（若干）違いますし、教育の質と成果を試験の合格者数だけで測ることはできません。
しかし、昨年はワンチャンスだったことも踏まえると、素直に喜ばしいものと言えるのではないでしょうか。

以上、簡単ではありますが、JLPTの結果についてお知らせしました。

（瀬戸）