仙台国際日本語学校

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仙台国際日記(ブログ)

学生の作品がNPO多言語多読の「無料の読みもの」で公開されました!

2021.06.08

学生の作品がNPO多言語多読さんの「無料の読みもの」で公開されました!
作者は昨年度の卒業生、千葉マリアンさん(現在JLPT対策オンラインコース受講中)。
『Nessy(ネシ)』というこの作品は、自身のペットであるカワウソを題材にしたものです。

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<↑写真はNPO多言語多読「無料よみもの」サイト、『Nessy』のページのスクリーンショット>

作品についてはお読みいただくとして、まずは彼女の作品が公開されるまでの経緯を簡単にご説明いたします。
昨年の12月から今年の3月にかけて、卒業年次のクラスでは「選択科目」を導入しました。
これはクラスの枠を取り払い、週に1回90分、4つの内容から自分で選んだものを学べる時間です。
その4つの内容とは「弁論」「動画作成」「自習」、そして「本作り」でした。
言わずもがな、マリアンさんが選んだのは「本作り」の授業。
その授業内はもちろん、授業外の時間も使って完成させたのが『Nessy』という作品なのです。
当初、出来上がった作品は学校の図書室に置き、後輩たちに読み継いでもらおうという計画だけでした。
しかし、せっかくならより多くの人に読んでもらおうと、NPO多言語多読さんにもお声掛け。
その結果、同サイトにおいて公開と相成ったわけでございます。

続いては、作者のマリアンさんへの一問一答です。
現在彼女が受講中のコース内で使用しているツールを用いて、本日インタビューをしてみました。

Q1.どうしてこの本を作ろうと思ったんですか?
A.日本語学校で絵本を作ることになって家のカワウソが可愛いのでみんなに紹介したかったんです。

Q2.お父さんはどうしてカワウソを連れて来たんですか?
A.お父さんは獣医さんで時々珍しい動物を家に連れてきたりします。詳しい話は私もよく分からないです。

Q3.どうして「ネシ」という名前をつけたんですか?
A.ネシはいたずらをするのが大好きで、小さい怪物のようなので有名な「ネス湖の怪獣」の名前にしました。
本当だったら「ネッシー」と書くべきでしたけどスペイン語の発音のままにしました。

Q4.本を作っているとき、楽しかったことや大変だったことは何ですか?
A.絵を描くのが好きなので、どうゆう絵を描けはいいかなとか描いている間とかがとっても楽しかったし大変でした。

Q5.家族や友達など、周りの人はこの本について何と言っていますか?
A.みんなに絵上手いねとか可愛らしいとかよく褒めてもらえました。

Q6.作品が日本語多読のウェブサイトで公開されたことについて、どう思いますか?
A.もっと多くの人に届けられると思ったら嬉しかったです。将来有名な作家になりたいのです。

Q7.今、ネシちゃんはどこで何をしていますか?
A.ネシちゃんは今でもスペインの家にいます。もう一匹のカワウソが増えたらしく毎日が忙しいそうです。


作品の外側や裏側が窺い知れる、興味深い回答をいただきました。

同サイト上では、作品の閲覧だけではなく、コメントもすることができます。
今回に記事をきっかけに『Nessy』を読んでくださった方、ぜひコメントをお寄せください。
また、このサイトには当校の作品や、当校の教員の作品もいくつか掲載されております。
いずれも無料で閲覧・ダウンロード可能ですので、よろしければサイト内で探してみてください。


(瀬戸)

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