公開勉強会「日本語教師のライフストーリーを考える」の報告

2021.07.06

第２回公開勉強会「日本語教師のライフストーリーを考える」を7月2日に開催しました。

前回に引き続きオンラインでの公開勉強会です。
直前の告知だったのですが、ゲストの吉田環先生にもご協力いただいたおかげで、当日は27名の方々にご参加いただけました。
今回はインタビュー形式で、当校の専任教員がゲストの先生に、日本語教師になろうと思ったきっかけやこれまでの経歴などのライフストーリーをお聞きし、その後グループに分かれて質疑応答を行いました。


インタビューをお願いしたのはこちらのお三方です。

吉田環先生（MIA、SenTVA秋田、ヒューマンアカデミー仙台校など）
佐藤朋美先生（仙台国際日本語学校）
葛西厚子先生（ICAS、仙台国際日本語学校など）

国内の日本語学校だけでなく、海外や技能実習生のための日本語教室、ボランティアでの経験など、貴重なお話をたくさんいただきました。

事後にとったアンケートから、ご感想・ご意見の一部を以下に載せます。

・さまざまなバッググラウンドを持った方が活躍してらっしゃるのは、学習者が多様化している日本語教育ならではのような気がします。また、いろんな人が集まってどんどんカラフルな日本語教育の形が出来上がっていくのは、非常に素敵なことに感じました。先生方とオンラインで、これまでの経歴をお聞きできて、また直接お話しできる機会がいただけてすごく嬉しかったです。冒頭の「過去に起きたことへ、意味づけはいくらでもできる」というアドラー遠藤先生のお言葉にもとても勇気づけられました。仙台在住者が優先にも関わらず、参加させていただき、ありがとうございました。

・私はまだ日本語教師ではないので、すでに日本語教師として色々とご活躍されている先生方のお話を聞けて大変モチベーションになりました。現在独学で資格取得を目指している状態で周りに日本語教育関係の知り合いもおらず心細かったのですが、同じ宮城を拠点としてこんなにたくさんの仲間がいると知れたことだけでもすごく大きかったです。今回知り合えた方とまたつながれる機会があればうれしく思います。

普段は、これまでの自分を振り返る時間をもつということがなかなか難しいと思います。今回の勉強会が参加された方々がご自身の経験を振り返ってみるきっかけになったら嬉しいです。

次回の勉強会は9月下旬～10月上旬を予定しております。詳細が決まりましたらこちらでもご案内いたします。

（笹川）